HFM法人口座開設の流れ:実体験から学ぶスムーズな手続きと注意点
HFM(HotForexから名称変更)は、多くの日本人トレーダーに利用されている海外FX業者ですが、法人口座の開設手続きは個人口座と比べて複雑です。
私が実際に去年にHFM法人口座を開設した時の経験を基に、スムーズに承認を得るための流れと知っておくべきポイントを解説します。
必要書類の準備:個人と法人の両面で求められる証明
法人口座を開設する際、HFMから求められる書類は大きく分けて二つ、「法人そのものの証明」と「代表者および関係者の証明」です。
1. 法人証明書類の準備(全て最新版であること!)
HFMから送られてくるメールには、以下の書類が必要だと明記されています。
* 履歴事項全部証明書(または法人登記簿全部事項):
【実体験の教訓】 私の場合、当初Web請求したデータ(QRコード付きPDF)を送ったのですが、結局は法務局で紙で取得したものをスキャン(または撮影)した画像を要求されました。
業者によってデジタルデータの扱いが異なるため、確実なのは公的な証明書を請求し、その原本を画像化することです。
6ヶ月以内に発行または公証されていることが条件です。
* 株主名簿または出資者名簿:
* 会社の所有構造を明確にするために必須です。
設立時に作成したものを提出します。
* 定款:
* 会社の目的や運営の基本原則を定めた書類です。
* 取締役会決議書と代理人委任状:
* 株主や取締役が複数いる場合にのみ提出が必要です。
私のように代表者(取締役)と株主が同一で1名のみの場合は、記入提出が不要となり、手続きが非常に簡素化されます。
2. 個人証明書類(代表者・関係者全員分)
代表者の身分証明書とご住所確認書は、個人口座開設時と同様にログイン後の管理画面(myHF)からアップロード可能です。私はパスポートと運転免許証をログイン後にアップロードしてました。
* 身分証明書類:有効期限内のパスポート、運転免許証、マイナンバーカード(いずれかのカラーコピー1点)。
* ご住所確認書類:直近6ヶ月以内に発行された住民票、公共料金の明細書、銀行やクレカの利用明細書など(カラーコピー1点)。
【書類提出のコツ】
法人証明書類はmyHFにアップロードできないため、返信メールに添付して送る必要があります。
事前に全ての書類をPDF化するか、高解像度で写真に撮っておくとスムーズです。
私の場合、上記のように書類に不備があったため再提出のやり取りが発生し、結局翌々日の承認となりましたが、書類を完璧に準備しておけば最短1日で承認される可能性もあります。
法人口座の鉄則:資金移動は法人名義のみ
口座承認後、すぐに取引を始めたいと思いましたが、ここで一つ大きな落とし穴がありました。
「銀行法人口座がまだ審査中です。銀行の個人口座から取り敢えず入金は大丈夫でしょうか?」
恥ずかしながら、私もこのような質問をサポートに送ってしまいました。
しかし、返ってきた回答は至ってシンプルかつ明確でした。
「法人口座となりますので、いずれの個人名義の銀行口座やBitwalletアカウント等を用いての入金、出金、どちらも禁止事項となります。必ず御社 法人名義の口座からの入金および出金を行ってくださいませ。」
これは、マネーロンダリング防止の観点から当然のルールです。
FX法人口座と個人名義の資金を混同させることは固く禁じられています。
この時の実体験から、法人名義の銀行口座を先に開設しておくことの重要性を痛感しました。
銀行口座の開設は時間がかかるため、FX法人口座の申し込みと並行して進めるのが賢明です。
まとめ:法人取引の自由と快適さ
HFMの法人口座、スムーズに開設できればすごく快適です!
個人口座しか持っていないXMなどの業者と違って、HFMでは法人として思い切り取引が出来ます。
特にFXで大きな利益を狙う場合、税制面で優遇される法人口座は必須です。
【補足:Vantageの場合】
ちなみに、同時に開設を試みたVantageの法人口座では、HFMのようなメールでのやり取りは発生せず、恐らくログイン後の管理画面から全ての法人書類アップロードで完結し、非常にスムーズでした。
業者によって手続きの煩雑さは異なります。
(※アドセンス規約に配慮し、私への紐付けに関する記述はカットしました)
法人口座を開設することは、トレーダーとしての次のステップです。手間はかかりますが、そのメリットは計り知れません。
しっかりと準備をして、快適な法人トレード生活をスタートさせましょう!
