はじめに:お小遣い計算が「ちょっとした苦痛」だった日々
お子さんのテストが返ってくるたび、皆さんはどうやってお小遣いを決めていますか?
我が家では、テストの結果に応じて金額が変動する「ニンジンシステム」を採用しています。
しかし、この計算が意外と面倒。毎回iPhoneのメモ帳を開き、平均点からの差を出し、教科ごとにボーナスを上乗せし……。
テストが返ってくるたびに行うこの「ポチポチ作業」が、実は密かなストレスでした。
「もっと楽に、かつ子供がパッと見て納得できる形にできないか?」
そう思い立ったのが、今回開発したお小遣い計算シミュレーター「CarrotSim」誕生のきっかけです。
なぜ「ニンジンシステム」にこだわったのか
このシステムのヒントは、あるタレントの方がご家庭で実践されていたお小遣いルールです。
「100点なら1万円、点数が低ければ0円に近い」というシビアなルールですが、私はここに「社会の縮図」を感じました。
大人の世界では、成果を出せばインセンティブが入り、そうでなければ現状維持(あるいはそれ以下)。
平均点以上でボーナスが付き、平均を下回れば基本額が削られる。
この「努力が数字で見える化される仕組み」は、中学生という多感な時期にこそ、お金の価値を学ぶ良い機会になると考えたのです。
【こだわり】エンジニア視点で作った「CarrotSim」のロジック
私は19歳の頃から独学でHTMLやJavaScriptを触り、現在はFX法人の代表として日々データと向き合っています。 そんな私が作ったツールですから、ただの足し算ではありません。
- 平均点からの乖離(かいり)を算出:単なる点数だけでなく「今回のテストの難易度」を考慮するために、平均点との差をベースに計算。
- 拡張性:現在は中学生の長男向けですが、高校生になった時の「基本給アップ」や、教科数が増えた際にも対応できる設計に。
- 視覚的な納得感:教科ごとに「いくらボーナスがついたか」を表示。
実は開発中、長男に「これ教科別にボーナス額を分けたほうがいい?」と聞いたら、「そのほうがいい!」と即答。ユーザー(息子)のニーズを反映させながら、数時間で一気に書き上げました。
親がツールを自作してまで伝えたかった「お金の教育」
なぜわざわざツールまで作ったのか。それは、子供に「期待値」と「報酬」の相関を体感してほしかったからです。
FX運用の世界でも「なんとなく」でエントリーすれば資金を失います。データに基づき、根拠を持って行動することで初めて利益(報酬)が得られる。
勉強も同じで、「頑張った分がどう数字に跳ね返るか」を可視化することで、子供自身が「次はここを伸ばせばこれだけリターンがある」という戦略を立てられるようになります。


現実
まとめ:CarrotSimが家庭に届けてくれたもの
「CarrotSim」を導入してから、私自身のリテラシー向上はもちろん、親子の会話も少し変わりました。 「今回の数学は期待値が高かったね」「次は平均点が低い時にドカンと狙おう」なんて会話は、まるで投資家同士のミーティングのようです(笑)。
もし、我が家と同じように「お小遣い計算が面倒」「子供のやる気を引き出したい」と悩んでいる親御さんがいれば、ぜひ私の自作ツールを使ってみてください。
お子様のニンジンシステムお小遣い額を計算するCarrotSim Ver0.1β更新!
リンク:CarrotSimを使ってみる
